COLUMN
コラム
Murauchi
COLUMN
2024.10.31コラム
BMWのコネクテッドドライブの機能を解説!導入するメリットも一挙公開!
BMWは高級車やオートバイの製造で世界的に高い知名度を誇っているだけでなく、快適な運転サポート機能も充実していることをご存知でしょうか?本記事では、BMWの運転を快適にサポートする「コネクテッドドライブ」について解説します。BMWの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
BMWコネクテッドドライブとは?
「BMWコネクテッドドライブ」は、ドライバーやBMW車の周辺環境にITネットワークをリンクさせることで、快適な運転を提供するサービスです。BMWのコネクテッドドライブはBMW iDrive、リモート・ソフトウェア・アップデート、My BMWアプリ(旧:BMWコネクテッドドライブアプリ)から構成されています。サービス開始当初は有料オプションのサービスが多かったのですが、2022年には多くのBMW車に標準装備として搭載されています。
BMWコネクテッドドライブの機能一覧
ここでは、主にBMW iDriveやリモート・ソフトウェア・アップデートなど、BMW車内で利用できる機能を項目別に解説します。BMWコネクテッドドライブの機能を把握することで、ドライブにおける快適さやセキュリティを格段に向上させられます。機能ごとの対応車種や有効期限も紹介しますので、BMW車を購入する方は参考にしてみてください。
BMW SOSコール
「BMW SOSコール」は、エアバッグが作動するような事故や車が横転してしまった際などに、自動でコールセンターに事故状況を知らせてくれるサービスです。車内外でトラブルに巻き込まれた際にも、社内のSOSボタンを押すことで、コールセンターに情報を発信できます。車種情報や位置情報を瞬時に共有してくれるため、緊急時のスムーズな対応が可能です。
BMW テレサービス
「BMW テレサービス」は、3つのサービスから構成されています。
- BMWテレサービスの種類
- ● 自動テレサービス・コール:車のメンテナンス状況をホーム・ディーラーに自動共有できるサービス
- ● エマージェンシー・サービス:エンジン不調などの緊急時に、コントロール・ディスプレイのメニューからオペレーターに連絡できるサービス
- ● バッテリー・ガード:ルーム・ランプやハザードの消し忘れなどで、バッテリー電圧が低下すると、正規ディーラーに状態が共有されるサービス
全車種標準装備されている機能なので、緊急時でも安心して利用できるでしょう。
ドライバー・サポート・デスク (コンシェルジュ・サービス)
「ドライバー・サポート・デスク (コンシェルジュ・サービス)」は、オペレーターが年中無休でルート情報や観光地情報などを提供してくれるサービスです。オペレーターが提供してくれた情報はナビゲーションにリンクされるため、目的地の情報を入れるためにドライブを中断する手間がなくなります。運転中に目的地を変更したい場合など、手が離せない状況で情報を得たいときに重宝されるサービスです。
2024年9月現在、ドライバー・サポート・デスクの販売は終了しています。
USB ナビ・アップデート
「USB ナビ・アップデート」は、車両の地図データをUSBメモリを使って更新できるサービスです。PCに「BMW Doenload Manager」のソフトウェアをインストールし、最新地図データをUSBにダウンロードすることで、お手軽に最新の地図情報にアップデートできます。地図を簡単に更新できるため、完成したての商業施設や観光スポットでも、安心してナビゲーションしてもらえるでしょう。
AppleCarPlay プレパレーション
「AppleCarPlay プレパレーション」は、iPhoneのアプリを車の画面上で操作できるサービスです。地図関連のアプリケーションも画面上に反映できるため、最新の渋滞情報を把握しながら運転できます。さらに、Apple Siriのデジタル音声アシスタントも活用可能なため、運転中でも音楽の切り替えや目的地の変更をスムーズに行えます。
BMWコネクテッドドライブ各機能の有効期限と対応車種は以下です。
有効期限 | 対応車種 | |
---|---|---|
BMW SOSコール | 無期限 | コネクテッド・ドライブ・スタンダードとして、全車種標準装備 |
BMW テレサービス | 無期限 | コネクテッド・ドライブ・スタンダードとして、全車種標準装備 |
ドライバー・サポート・デスク (コンシェルジュ・サービス) |
新車購入から3年間有効 | 2024年9月現在、販売終了しています。 |
USB ナビ・アップデート | 新車購入より3年間有効 | 全車種対応可能 |
AppleCarPlay プレパレーション | 無制限 ※機能購入の場合も無期限 |
現行モデルは全車種対応 |
BMWコネクテッドドライブに関してよくある質問が公式サイトにまとめられているので、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
(外部リンク:BMWコネクテッド・ドライブに関するよくあるご質問)
BMWコネクテッドドライブはMy BMWアプリを使うことでより快適になる
ここでは、「My BMWアプリ」で使用できるBMWコネクテッドドライブの機能を、項目ごとに解説します。BMWコネクテッドドライブはMy BMWアプリを活用することで、車内のみならず車外でもサービスを活用できます。My BMWアプリはiPhone・Androidの両機種に対応可能ですので、スマートフォンを持っている方はぜひ積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
リモート・サービス
「リモート・サービス」は、スマートフォン上のMy BMWアプリを通じて、車に関する以下のような操作や確認ができるサービスです。
● ドア施錠
● ライト点灯
● ホーン作動
● 燃料レベルチェック
● 車両ステータス確認
OS8、OS8.5、OS9が搭載されている車種は標準装備として搭載されている上、期限切れの車種でもコネクテッド・ドライブ・ストアにて無料でインストール可能です。なお、リモート・サービスの内容は車種によって、対応できる機能が異なりますので、注意しましょう。
セキュリティ機能
「セキュリティ機能」は、スマートフォン上のMy BMWアプリを通じて、車のアラームシステムの状態を確認できるサービスです。Apple Watchを利用している場合は、デバイスのトップ画面に表示されるため、アラームの設定をすぐさま変更できるでしょう。
コンフォートオープン&クローズ機能
「コンフォートオープン&クローズ機能」は、スマートフォン上のMy BMWアプリを通じて、窓やサイドミラーの操作ができるサービスです。
車から50m以内の距離であれば操作できるため、事前に車内の温度を快適にできるでしょう。なお、デジタルキー・プラス対応の車両のみ対応している機能になり、対象車種は2024年3月18日のアップデートにて順次適応されていきます。
リモート・パーキング
「リモート・パーキング」は、スマートフォン上のMy BMWアプリを通じて、駐車ルートを遠隔操作するサービスです。半径6m以内でリモート・パーキングの操作ボタンを押すと自動で駐車してくれるため、駐車が苦手な方や狭いスペースに駐車したい方におすすめの機能です。なお、以下の条件に対応している必要があるので、利用したい方は車種やスマートフォンの状態に注意しましょう。
● 「パーキング・アシスト・プロフェッショナル」が搭載されているモデル
● iPhone11以上 / iOS16.5以降、もしくはGoogle Pixel 6 Pro、Pixel 7 Pro、Pixel Fold、Pixel 8 Pro
My BMWアプリについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
(内部リンク:BMWのアプリ「My BMW」とは?機能や導入する手順を解説!)
BMWコネクテッドドライブを使用するメリットとは?
ここでは、BMWコネクテッドドライブを使用するメリットを2つ紹介します。メリットを把握することで、コネクテッドドライブの各種オプションを導入すべきか判断しやすくなるでしょう。以下のメリットを参考にし、BMWのカスタマイズについて考えてみてください。
快適なドライブが可能になる
BMWコネクテッドドライブでは、駐車が便利になるリモート・パーキング機能や、最新の地図情報を簡単に更新できるUSB ナビ・アップデート機能が利用できるため、快適なドライブを実現できます。さらに、AppleCarPlay プレパレーションを活用することで、音声による操作も可能になるので、運転を中断することなく、音楽や目的地設定を切り替えられます。また、有料の追加機能もリリースされているため、ドライバーとしてのこだわりを実現することも可能です。
防犯性が向上する
BMWコネクテッドドライブでは、鍵のロックや車の状態をスマートフォンから確認できるリモート・サービス機能や、緊急時の連絡を自動で送信してくれるBMW SOSコール機能が利用できるため、防犯性を向上できます。BMWは高級車としての認知が強いため、盗難対策が非常に重要です。My BMWアプリを活用することで、ある程度離れた距離から鍵をロックできるだけでなく、車の現在地も把握できます。万が一盗難にあっても、車の現在地を即座に把握できるため、トラブル解決の有効な手段として活用できるでしょう。
「BMWコネクテッドドライブ」を使用する注意点とは?
ここでは、BMWコネクテッドドライブを使用する前に確認しておきたい注意点を3つ解説します。「BMWを購入したけど、コネクテッドドライブがなぜか使えない」という事態に陥らないためにも、以下の注意点は必ず確認しておきましょう。また、コネクテッドドライブで必要な機能が何かを判断するためにも、事前に自身がドライブに求めることを明確にしておくことをおすすめします。
使用条件がある
BMWコネクテッドドライブの使用には、以下の条件を満たしている必要があります。
- BMWコネクテッドドライブの使用条件
- ● SIMカードを活用していること
- ● BMW IDを登録していること
- ● 車両をBMW IDに登録していること
2013年以降に販売したBMW車両にはSIMカードが標準装備されているので、SIMカードに関する操作は必要ありません。
また、BMW IDは、My BMWアプリやMy BMWポータルで登録可能です。
対応している車種を確認する
BMWの新車のほとんどは、BMWコネクテッドドライブを標準装備として搭載しています。
ただ、中古車などで古い車種のBMWを購入した際には、「どの機能を更新または購入できるのか」を正規ディーラーに調べてもらうことをおすすめします。
機能や車種によっては標準装備でない場合もあるため、オプションで追加できるのかなどを確認しておきましょう。
有効期限に注意する
BMWコネクテッドドライブの機能によっては、使用できる有効期限が存在します。有効期限が切れてしまうと、再度サービスに加入し直す必要があるので、BMW Connected Driveのカスタマーページなどで、契約状態を確認すると良いでしょう。以下のサービスは新車購入から3年間の有効期限が設けられていますので、特に注意が必要です。
● ドライバー・サポート・デスク (コンシェルジュ・サービス)
● USB ナビ・アップデート
まとめ
ほとんどのBMWの車種には「BMWコネクテッドドライブ」が導入可能です。なかには、初めから標準装備として備わっている機能もあります。BMWコネクテッドドライブを導入することで、多彩なサポートサービスを利用できるようになり、快適なカーライフが実現するでしょう。ただ、中古でBMW車を購入した際には、コネクテッドドライブに対応している車種かどうかを確認する必要があります。BMWコネクテッドドライブに関するお問い合わせについては、BMW正規ディーラーの村内外車センターに相談してみてはいかがでしょうか。
(内部リンク:Murauchi Group)